NSAA留学通信VOL.6〜俊之介君
『NO ATTACK NO CHANCE』

『トレーナー留学のきっかけ』

僕は小学生から野球を始め、立命館大学でも硬式野球部に入部しました。将来は、社会人野球選手として活躍したいと思っていましたが、高校生時代に負った肩のけがが完治せず、一回生のときに野球選手の夢を諦めました。家族を含めいろんな方が応援してくれていたのに続けることができなくなって、当時はかなり落ち込みました。大きな目標を失いましたが、リハビリ中にサポートをしてくれたATCのように選手の肉体面・精神面を支える側になりたいとアスレチックトレーナーになることを決意しました。

 

学生トレーナー活動を続けていくうちにアスレチックトレーナーが様々なスポーツで活躍することを知りました。その中で最も驚いたのがモータースポーツでもアスレチックトレーナーが活躍しているという事実です。Indy 500で活躍する佐藤琢磨選手のドキュメンタリー番組で小松トレーナーが紹介されていました。モータースポーツ観戦が好きだったこともありそのドキュメンタリー番組を見た瞬間に鳥肌が立ちました。その後から「モータースポーツドライバーを支えるアスレチックトレーナーになる」という目標が僕を支えてきました。その番組が放送されたのは2013年冬でした。4年が経ちますが目標に向かって全くぶれずに進んでくることができました。

『苦手だった英語を克服!』

アスレチックトレーナーを目指すまでは英語は苦手でした。当時は、TOEIC380点と初級レベルでした。アメリカ大学院に入学するためにはTOEFL iBT80点以上が必要でした。大学の奨学金制度を利用してフィリピン留学へ行ったり、TOEFLの試験を繰り返し受験しました。なかなかスコアが伸びず本当に苦しい日々でしたが、9回の受験のちに出願の数ヶ月前に目標スコアを達成することができました。振り返ってみると、約2年半が過ぎていました。当時は学習日記をつけていましたが、総学習時間は年間あたり3000時間ぐらいでした。授業やトレーナー活動の隙間時間を使っての勉強は体力的にも精神的にもきつかったですが、今思えば、苦手な英語もやり続ければ克服できるし、やっておいて本当に良かったと思います。

『大学院でATCの勉強は』

2016年8月にたくさんの方に支えられてなんとかUniversity of Southern Mississippiへ入学することができました。当初はUSMでATCになる予定でした。しかし、立命館大学を卒業していたため既に学士号を持っている私は、授業料がOut of state(インターナショナルの学生) からIn-stateになる奨学金を獲得することができませんでした。Out of state で4年間も通うお金はとても払えないと思ったので、3つの他の大学院のアスレチックトレーナーになるためのプログラムに出願し、 第一志望の Indiana State University -Master’s athletic training program – から合格をいただきました。プログラムの質が素晴らしいことは、昨年のキャンパスを訪問して知っていたので、新天地での学びに毎日ワクワクしています!

 

TOEFLのスコアを取得してからの渡米でしたが、「言語の壁」は常に感じています。授業の英語は予習次第でなんとかなりますが、日常会話でのジョークなどを理解するには未だに苦労しています。大学院ということもあり、課題の量はかなり多いのでしんどいです。言語の壁があるのでネイティブの理解力の早さには到底かないませんが、予習や復習の量は誰にも負けないほど時間を割いているので良い成績をキープできています。

『モータースポーツ界を支えるトレーナーへ!』

2018年の夏休みにはモータースポーツでのInternshipを予定しています。アメリカで行なわれているモータースポーツドライバーのサポートを学びます。AT program directorIndy carで働いた経験を持つATCを紹介していただき今は交渉をしています。2019年にATCとなります。その後はインターン制度を使ってNFL, NBAもしくはMLBで経験を積みます。その後、ご縁があればスポーツを問わずワーキングビザで3年間経験を積みます。もしくはGraduate assistantとしてアメリカに残ります。

アメリカで経験を積んだ後は三重県にあるみどりクリニックで働きます。このクリニックでは鈴鹿サーキットでの多くのモータースポーツレースをサポートしています。日本人ドライバーが海外レースに挑戦する時に、トレーナーサポートや通訳を依頼されるような人材になることが目標です。

『No Attack、No Chance!』

僕がトレーナー留学を目指し始めた当初は、家族も含めて応援してくれる人がいませんでした。しかし、目標に向かってコツコツと勉強を積み重ねていくと家族も僕の目標を理解してくれるようになりました。きっと今この記事を読んでいる方の中には周囲の理解を得られず、本気でトレーナー留学を目指す覚悟が決めきれない方もいると思います。でも、諦めないでください!根気よく英語学習や情報収集を続けるうちに活路が見出せるはずです。僕自身も、トレーナーで活躍することをあきらめないで頑張っていきます!

インディアナ州立大学 俊之介
 
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